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虹のような たまむし色はいろいろと珍重されてる! [虹色]

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タマムシ科は日本国内にも多くの種類があるが、中でも標準和名タマムシ(ヤマトタマムシ)として知られる種は、美しい外見を持つことから古来より珍重されてきた。細長い米型の甲虫で、全体に緑色の金属光沢があり、背中に虹のような赤と緑の縦じまが入る。天敵である鳥は、「色が変わる物」を怖がる性質があるため、この虫が持つ金属光沢は鳥を寄せ付けない。

卵は榎、槇、棗、りんご等の樹皮の割れ目や傷跡に生み付けられる。 幼虫は幹の奧深く楕円形の穴を幹に沿って開けて食害するため、表面からは見つけにくい。風雨で幹が折れたり倒木に繋がる害虫であり、果樹園経営者や庭師などには忌み嫌われる。

この種の鞘翅は構造色によって金属光沢を発しているため、死後も色あせず、装身具に加工されたり、法隆寺宝物「玉虫厨子」の装飾として使われている。加工の際には保存性を高める為にレジンに包む事もある。

「どのようにも解釈ができ、はっきりとしないもの」の例えを玉虫色というのは、見る角度で色が変わるこの虫に因む。

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日本には「タマムシを箪笥に入れておくと着物が増える」という俗信がある。

日本で200種、世界で15,000種余りが知られる。
ケシツブタマムシ.フナガタタマムシ.モンキタマムシ.ツブタマムシ.ルリタマムシ(ヤマトタマムシ).ツマベニタマムシ.ムネスジタマムシ.ウバタマムシ.マダラタマムシ.クロホシタマムシ.キンヘリタマムシ.コモンタマムシ.フタオタマムシ.クロタマムシ.アオタマムシ.ヒメヒラタタマムシ.ツヤヒメマルタマムシ.ヒメマルタマムシ.ムツボシタマムシ.ナカボソタマムシ.チビナカボソタマムシ.クリタマムシ.ムナビロタマムシ.ナガタマムシ.ホソツツタマムシ.ケシタマムシ.エグリタマムシ.チビタマムシ(クズノチビタマムシ).ヒラタチビタマムシ


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